~臨港病院では、睡眠時無呼吸症候群の治療を行っています~
睡眠時無呼吸症候群(SAS:サス)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まる病気です。
睡眠中に呼吸が止まると、血中の酸素濃度が下がったり、脳が覚醒させられたりします。
その状態を放置し続けると仕事の作業能率が落ちるだけではなく、高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす
危険性が約3~4倍高くなり、特に重症例では心血管系疾患発症の危険性が約5倍にもなります。
SASの疑いがある場合は早期に検査を受け、適切な治療を受けることが重要です。
SASの症状
いびき、日中の眠気、倦怠感、熟睡間がない、寝起きの頭痛などさまざまな症状があります。
◎睡眠中…激しいいびきをかく、呼吸が止まる、何度も目が覚める
◎起床時…熟睡間が得られない、口が乾いている、頭がすっきりしない
◎日中……運転中に眠くなる、会話していても眠くなる、集中力が続かない
臨港病院で受けられる検査
まずは無呼吸外来(内科)を受診してください。
診察は月2回不定期で行いますのでお電話にてお問合せください。
☎お問合せ:052-661-1691(代表)
①終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査
問診にてSASの疑いがあり、
詳細な検査が必要となった場合は
1泊入院を伴う検査を行います。
(日・祝日の前日は不可)
【検査スケジュール例】
15:00頃 入院、検査の説明等
18:00頃 検査機器の取り付け
21:00頃 消灯、就寝
翌6:00頃 起床
7:00頃 朝食
8:00頃 退院
※上記は一例であり、変更する場合があります。
②簡易検査
ご自宅で簡易検査機器(スマートウォッチ)を使用し、
いびきや呼吸をチェックする検査もあります。
※ 検査機器の貸し出しについて
診察代とは別途、保証料(1万円)を申し受けます。
紛失、故障等なくご返却いただいた場合には
保証料は全額お返しいたします。
CPAP(シーパップ)治療
PSG検査にてSASと診断された場合、
CPAP治療を開始します。
睡眠中に鼻マスクを装着し、器械からエアチューブを伝って
鼻マスクへ空気を送り込み、
その力で舌を持ち上げ軌道を開かせるというものです。
CPAP治療を行うことで深い眠りが得られ、
無呼吸の症状を改善することができますが、
対処療法となりますので継続が大切です。
【費用等】
中等度以上のSASと診断された場合は健康保険が適用となり、自己負担額が3割の方で4,500円程度となります。
※株式会社メディカルケア様より情報提供をいただいております。